Category : 性に狂った女と女に狂わされた男

お伊勢参りは大乱交パーティ!?

お伊勢参りは江戸時代の人々にとって大人気の行楽でした。江戸からは徒歩で10日もかかる長旅になりますが、一生に一度は伊勢へという思いを誰もが持っていて、中には仕事を無断でさぼって行ってしまう人もいたようです。帰って来たときに、「お伊勢さんに参ってきました」と弁解すれば無罪放免になることもしばしばあったと言われます。雇い主の許可を得ずに向かうことは「ぬけ参り」と呼ばれましたが、時代によってはこれが大ブームとなって全国から伊勢に集中するということもありました。

ぬけ参りが集中することを「御蔭参り」(おかげまいり)といい、1771年には年間200万人、1830年には500万人が集まりました。国内人口が3000万人程度の時代のことですので、実に国民の6人に1人が伊勢参りをしたことになります。これだけの人が集中するのは、一種の集団ヒステリー状態が起こっている訳で、人々の精神も正常ではなくなっています。それで、性的な乱痴気騒ぎがあちこちで起こったと記録されています。

宿屋は乱痴気騒ぎ!?

一時に大勢の人が集まってきても、伊勢神宮周辺には全員が宿泊できるだけの施設がありません。そのため、宿はどこも一部屋に何人もが雑魚寝をすることになります。当時の部屋には鍵などありませんので、男女が襖一枚で仕切られた部屋で寝ることになったのです。大勢の男女が、ほとんど添い寝をしているようなもの。当然のことながらちょっかいを出す男、色目を使う女がいて、あちこちで性的関係が結ばれます。

狭い場所で何人もがセックスをするわけですので、そのうちにそれが乱交状態に発展してしまうこともありました。「浮世の有様」という書には狂乱ぶりが記されており、「道中筋において、男女邪淫の行い限りなく」とあります。宿の中に限らず、道端の陰などあちこちで男女が性交していたのです。

親子の近親相姦も起こってしまった!?

狂乱騒ぎの中で近親相姦も多発しました。「浮世の有様」には、「六十の親爺、息子の嫁を犯し、骨肉の母親その子に犯さするなど、畜類にひとしき行いなり。かかることさへ有りぬれば、うわのそらにて飛び出る男女のいたづら思ひやるべし」とあります。60才の父親が息子の嫁を強姦したり、母親が息子にセックスさせたりと畜生のごとき乱行がおこなわれていたということです。

また、狂乱の中でさまざまな性行為が行なわれ、膣痙攣(ちつけいれん)を起こす女性もしばしばいたようです。「何国の者にか参宮の男女、途中にて交接したるのか、犬のつるみたるやうにてはなれ得ず、せんすべなく長櫃に二人をいれて国許へ送れる。道すがらあまたの人みたりとなん」とあります。どこの国の男女かわからないが、バックスタイルでセックスしたまま抜けなくなり、つながったまた台に乗せられ故郷へと担がれて行く様を、大勢の人が見物していた、ということです。 江戸時代にはお伊勢参りがブームとなり、性的な乱痴気騒ぎが起こりました。皆が自由にセックスを楽しんでしまったのです。

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