Category : 「張形」を楽しんだ江戸の女性たち

オモチャは江戸時代から女の必需品!?

最近は「肥後もっこす」という言葉があまり使われなくなりましたが、熊本県人の気質を表す表現で、純粋で頑固な人柄を指しています。時の流れとともに県民性は薄れているのでしょうけれど、江戸時代の肥後人には頭の固い人が多かったようです。

夫が頑固であれば妻はその逆でなければうまくいきません。それゆえ、熊本の女性は柔軟性の高さが特徴で、セックスについても積極的でした。色んな体位を求めたりアブノーマルな行為を好んだり、一晩に一度や二度では満足せずに何度も求めるため、男の方は大変です。真面目なだけに、セックスにも真剣に取り組みます。自分のモノだけでは十分に相手ができないため、オモチャも使って頑張りました。

新しもの好きの女たちは、オモチャをオナニーに活用していた!?

熊本の県民性にはもう一面があり、「わさもん」と言われます。これは、「新しもの好き」「珍しいものが好き」といった特質で、セックスにおいてもさまざまな工夫をこらす風土がありました。そんな中から生まれたのが、「肥後ずいき」です。もともと食用に作られたものですが、ペニスに巻いたり被せたり、カチカチのものをヴァギナに挿入したりすると、女性がヨガリくるって悦びます。

ハスイモの茎を干して作られたもので、ひも状のものをペニスにぐるぐる巻きにしたり、編み上げたものを被せたりすればコンドームのように使えます。避妊効果はほとんどありませんが、ペニスが固くなり女性の快感を高めます。また、茎に含まれる成分のサポニンが女性の感度を上げるそうです。

ペニスの形に似せて棒状に作られたものは、張り型として使われました。男性がヴァギナに出し入れして悦ばせることもありますが、女性が一人でオナニーのために使うこともあります。熊本の女たちは、性的欲求不満を感ずると、「肥後ずいき」で満たしていたのです。中には、男性を受け入れる前に挿入してしまい、「肥後ずいき」が初体験の相手となるケースもありました。

大奥の女たちにも大人気!?

「肥後ずいき」の「威力」は、参勤交代で上京した者たちから江戸の武士やその妻たちにも伝わりました。「一度でいいから使わせて欲しい」というリクエストが相次ぎ、次第に将軍家への「お土産」として献上されるようになりました。将軍自身が利用することもあったでしょうし、他の武士たちが使うこともあったでしょうが、最も喜ばれたのは大奥です。

将軍の側室たちは、セックス不足で悩んでいます。将軍には大勢の側室がいるため、自分に閨(ねや)の順番が回ってくるのは、月に一度か二度程度。若い女たちはそれではとても足りずオナニーで満たすしかありませんが、指だけでは刺激は十分ではありません。そんな女たちに、「肥後ずいき」はとても重宝されたそうです。

評判が評判を呼び江戸から全国にも広がり、「肥後ずいき」は日本中の女性たちのマスターベーションを手助けするようになりました。それだけ多くの「欲求不満」女性が世の中にいたということなのでしょう。 オモチャは昔からセックスの小道具です。性生活を豊かにするにも、女性が一人でオーガズムを得るにもとても便利なもの。パートナーとのセックスに活用すべきアイテムでしょう。

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