Category : おかしな日本のセックス事情

おどろきの「夜這い」システム

夜這いというとAVのタイトルや夫婦のプレイ、それと犯罪の臭いがしますよね。もちろん現代社会では合意のないセックスは犯罪です。しかし、江戸時代の農村では「夜這い」はシステムとして組み込まれていました。しっかりとしたルールと理由があったのです。ちょっとエッチなこの制度、なかなか奥が深かったようです。

赤飯をたいて配るのは、夜這い組に入ったしるし

いまでも女性が初潮をむかえたときに、赤飯をたいてお祝いしますよね。昔はお祝いではなく合図。「この子も大人の仲間入りしました」という夜這いの対象者にはいったというサインだったのです。ちょっと驚きと非人道的じゃないかと思いますよね?

夜這いが合理的だったわけ

じつはこれ、村社会を維持するための大切なしきたりだったのです。江戸時代、人間の寿命は40歳くらいだったのです。しかも乳幼児の死亡率がとても高かったのです。

農村では人手はとても重要な「労働力」。少なくなると途端に生産力がおちてしまいます。とくに男の子は重要でした。そのため、まずは数の力で乳幼児の死亡率のカベを突破する必要があったのです。ただし、昔のひとも、女の子がきちんと「大人の女性」にならないとダメだと知っていました。だから間違って子供を夜這いしてしまわないように、赤飯を配って大人になったか村中に知らせていました。

おどろきの選択システム

驚いたことに、夜這いはされた女性に「選択権」があったのです。ある俗説によると、次のような流れがあったようです。 娘がその気になったら玄関の雨どいのところに黄色く染めた木綿の布を結んでおく。(この色には白、赤、緑など諸説あるようです) やる気まんまんの男性が娘のへやにこっそり入る。このとき、その家の親族に見つかった場合、有無をいわさず叩き返されたようです。そこでも男の知恵、器量がとわれたようですね。

娘がへやに入ってきた男性を見る。この場合、既婚、未婚は関係なかったようです。見た男性が気に入った場合、その男性を受け入れて体を開く。もしもイヤだった場合は、大声を出して侵入者がいることを知らせます。この場合も叩きだされます。ただし、ここでたたき出されるのは「恥」とされていたので、大声を出される前に速攻で逃げたようです。つまり、女性の側に選ぶ権利があったわけです。女性は子供を産む大切な宝。そんな思いが農村ではあったのですね。ちょっと驚きです。

そのうえ・・・

しかも妊娠した場合も女性主導でした。つまり夫はだれである、と指名するのは女性だったのです。セックスしたのとは違う男性が選ばれる場合もけっこうあったようです。よくかんがえればこれは当然です。だれと交わったのか、いつしちゃったのか。いちばん知っているのはその女性です。エネルギッシュな女性の場合、一晩で3人くらいを受け入れたケースもあったようです。

そんな場合は誰の子か、わかりませんよね。当時女性は、抱かれてみてその男の将来性をはかっていたようです。もちろん農村ですから体力のある男性が好まれました。しかしそれ以上に知恵のあるひとが必要だったのです。農村での人間関係をうまく立ち回るには、男性の機転が大事だったのですね。男にとってはある意味命がけの嫁とりだったのです。現代の合コンが軟弱に見えてしまいますよね。

江戸時代の夜這いは人々の知恵がうんだシステムでした。ただし、今も通じるのは、男性にはたくましさ、器量が求められるというところでしょうか。ちなみに今の世の中では、知らない人への夜這いは犯罪ですのであしからず。

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